母との相克から宮中女官を目指して、試用期間中の海棠妃奈子は今上の叔母・涼宮に付き添って女子医専を訪ねる。寄付を募るための講演会に、教授の世津子に請われて涼宮が登壇したのだ。そこで妃奈子は、同級生の初音と再会する。最初こそぎこちなかった二人だが、たがいの実家での境遇に興味を抑えきれずに、最後は腹を割って話しあう。華族学校時代のフラストレーションと反省を共有した二人は、友情を深めあう。