甘い記憶と癒えない傷。思春期前夜に揺れる伊倉きらと、彼女の腹違いの姉である高校教師・庸子、そして、書店員で臨時水泳教員の’赤パン先生’鮎川。キラキラきらめき、キシキシ軋む、それぞれの夏。唯一無二の個性が、その深くデリケートなタッチで描き出す、’こわれ物’のような心たちの物語、破裂する感情と無垢な祈りに満ちた、第2巻。